2012年05月19日

FX初心者の入口になりやすい 大和證券のダイワFX

大和證券のダイワFXが初心者に一番良いということではありません。
もしかしたら、ダイワFXが一番手近にあるFX取引の窓口かもしれない、ということです。

FX自体はもうかなり以前からどういうものか、については知っていましたが、実際にやろうとは思いませんでした。「リスクが大きそうだから」というのが理由です。

一方で、このところの円高メリットを活かすしたら、外貨預金を考えるべきではないか?と日に日に思うようになりました。
しかし銀行の外貨預金は為替手数料が米ドルで、1ドルあたり1円程度かかります。
もし1万ドルを預金すると1万円の為替手数料が要ることになってしまうでしょう。1万ドルは80万円ですから、そのぐらいはドルで預金したい額です。

「為替手数料 安い」でネットを検索して、すぐヒットするのがFX会社です。
ここでは米ドルで、1ドルあたり1銭以下程度。銀行の100分の1以下です。1万ドルが100円以下の為替手数料で済むことは大きなメリットだから、FX取引をしてみようか!と気がつきました。

私は以前から株の取引をしていました。
まだオンライン取引など無い時代から大和證券に口座を開いていたので、この証券会社とのやり取りは長いです。
その大和證券のサイトを見てみると、FX取引もちゃんとできます。
とりあえず、ここでFXを始めることにしました・・・。

株をしている53歳の私と同年代以上の人は少なくないと思います。きっと大和證券のオンラインを日頃扱っている人もかなりの割合でしょう。
そういう人は「気がつけばそこにもうFXの道具がある!」となるから、FX初心者の入口になり易いのです。

この大和證券のダイワFX、FX会社としての知名度はあまり高くないようです。
評価についても詳しく書いたサイトは多くは見かけません。
実際に取引をやってみると、気づくところがいくつかあります。
他との比較ではありませんが、それらについての私の感想は以下です。

ダイワFXの“良い”と思うところ・・・
1.1000米ドルから取引できるところ。
他社にも1000通貨から取引できる会社はありますが、普通は1万通貨からです。でも初級者が1万ドルからいきなり開始するのは精神的圧迫を感じます。なので手数料無料で1000ドルから取引ができるダイワFXは手軽です。

2.大和證券に綜合口座が既にあれば、ネット手続きですぐにFX取引が開始できるところ。
身分証明書などを改めて送る必要もありません。
証拠金も大和證券の口座にあるMRFからネットで入出金可能です。

3.システムに安心感が感じられる。
これは他社と比較していないので「感じられる」としか言えませんが、ネット情報では、FX会社によっては頻繁にアクセスできなくなるシステムをあるようなことが書いてありました。
大和證券の場合は、今までオンラインで株取引を10年以上も、私はノントラブルで続けているので、システムはしっかりしていると“感じて”います。
電話でのヘルプデスクも初心者には分かりやすくサポートしてくれるのでこれもGOODです。
5年くらい前にはかなり高飛車な言い方されましたが、このところは社内教育も改善されたのか、銀行のオンラインヘルプデスクの対応とあまり差を感じません。

反対にダイワFXを使ってイマイチだと感じるところは・・・
4.スプレッド(為替手数料)が他のFX会社よりも高いところ
今はキャンペーンをやって大和證券の営業時間内では比較的低くなっているようですが、それ以外の夜間などは高いのです。
そのレートがサイトのどこを見ても書いていなくて、「変動する」とだけ書いてあります。
電話のヘルプデスクで聞いてみたら、米ドルの場合は、特に理由が無い場合はだいたい2から2.5銭くらいでしょうか・・・と言っていました。ということは他社と比べると4倍以上高い?ということになります。
だからあまり高額取引をしない初心者なら「この程度の差はゴミのうち」で済むでしょう。
それと、外貨との金利差(スワップポイント)も、電話のヘルプデスクに聞くと「今は米ドルにはスワップポイントはつきません」と言われました。
つまりダイワFXでは米ドルに替えて持っていても金利はつかないのです。これはドルを持っているだけではダメということになります。ちょっと由々しいです。

5.サイトのヘルプにある説明がわかりにくい。
金融用語をよく知っていないと読みこなせません。
特にFX取引の場合はロスカットに気をつけなければ知らない間に自動でロスカット売買が執行されて損が確定してしまいます。ところが初心者にはこのロスカットをどのように設定したら良いかがすぐにはピン!と来ないかもしれないです。私にはなかなか分かりませんでした。
ロスカットを変えるためには、入れる証拠金の額、レバレッジ、ロスカット基準値のそれぞれを単独あるいは組み合わせて変更したらいいのですが、どれをどうしたらベターなのかがなかなか判断できないのです。
そういう場合は電話でダイワFXのヘルプデスクに聞いたらOKです。ちゃんと教えてくれました。

このようにダイワFXはFX取引を開始してみる入口としてはマアマアだと思います。
大和證券に綜合口座を持ち、日頃から株のオンライン取引をやっている人なら、ストレスなく始められるでしょう。
しかし、株のデイトレのような超短期間取引にはスプレッドが大きいという弱点が、銀行の外貨預金のように金利も稼ぎたい場合には、少なくとも米ドルでの取引は金利がつかないので不利、ということになってしまうでしょう。

ここで「FXとはこんなもの」と悟った人は、もう為替取引を止めるか・・・
あるいは「もっと力入れよう」と考えた人は、条件のさらに良いFX会社を探して乗り換えたらいいかと思います。
タグ:FX

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posted by 大庭夏男 at 15:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資活動 | 更新情報をチェックする

2012年05月17日

銀行開催のファンドセミナー見聞録

地方銀行と都市銀行の使い分けは何で決めるか?
長い間地銀と都銀の使い分けは曖昧でした。

都銀は全国どの都市へ行っても支店があるので、単身赴任や引越しのとき便利。
お金の引き出しは最近はコンビニでできるからあまり差が無いけど、キャッシュカードが生体認証機能付きの場合はコンビニでは引きおろしができないから、やっぱり都銀が有利。

だから地銀を使うニーズが見つからなかったのですが、ひとつありました。

私の口座のある地銀は、地元に本店があり、その本店ビルの会議室を使って投資セミナーが開催されています。だから手軽にその投資セミナーに出席することができるのです。

都銀でもセミナーを持っているようですが、多くが本社のある東京で開催されるため、関西の地方都市からはわざわざそれに出るためだけに東京行きするわけにはいきません。
どうも銀行のセミナーは一般には本店で開催されているようです。

私は過日、この地銀で外貨建てのファンドを購入しました。
その地銀ではファンド購入者に限らず無料でセミナーへ参加できるらしいのですが、買ったからには報告書の読み方や当該国の情勢などが知りたいと思うのが人情です。
セミナーは月に20本前後も開催されていて、聞きたいセミナーは電話予約でOK。
バスで20分で聴講できます。

実際にセミナーを聴きに行ってみました。

会場は100人は余裕で入る大きな会議室で、講師はファンドの運用会社からプレゼンテーターが出張しての説明でした。
この日はブラジルの債券ファンドの話し。
開催日は月曜の昼下がりなので、当然ながら会社員の人は出席しにくい時間帯。
なので出席している約30人の聴衆は8割方はかなり年配の男性ばっかり。
周囲を見渡すと、この私がどうも男の中では最年少か?と思われました。

自然と加齢臭も漂ってまいります。
妻に最近指摘されるから、人の事は言えませんが、他人の加齢臭はなかなかガマンし難い辛さがあります。

講師はファンド会社の女性社員。肩書きにはシニアプレゼンテーターと書いてありました。
ブラジル経済と財政の話しが約1時間。
この説明は比較的分かりやすいもので、さすがにトレーニングを積んだであろうシニアプレゼンテーターだと思いました。
池上彰さんの報道解説っぽい感じの説明で、でも説明テンポは池上さんより速く、ポンポン進んで行きます。

私の後ろの席にもご年配の男性が座っていましたが、時々舌打ちをしながら「分からへん・・・どこ説明してんや・・・」という独り言が聞こえてまいりました。
説明テンポについて行けない人もいるようです。

経済・財務状況や今後の見通しあたりまでは経済ニュース解説のようでしたが、ファンドの説明に入ると、もうこれはテレビショッピングのような雰囲気。
このファンドは何を狙っていて、ブラジルの情勢見通しがこうだから、かなり将来に期待ができる。でもこんなリスクもあるから、これを指標に売買すると上手くファンドがまわせる・・・みたいに、聞いていると「買いたい!」と思わせる話しっぷりもかなり上手!さすがにシニアプレゼンテーターだと思いました。

この後にそのファンドを買った人がどの程度いるかはまったく分かりませんが、おそらくそのファンドを既に買って持っている人が出席しているケースが多いのでしょう。
質問もそんな購入者の質問が主でした。

会場からの質問はあまり難しい経済の質問は出ません。
グチっぽい質問のような感想のような・・・
たとえば「2年前からファンド持ってるんやけど、分配金出ているけんど、儲かっているんかどうか報告書見てもようわからん・・・いったいいつまで持っとたらいいんや? ツレに聞くと『売ったらアカン、ああいうものはずっと持っとらにゃあならんのや』いうんやけど、いったいどないなってるんか、さっぱりわからん。どないしたらいいんや?」
こんな調子の質問でした。

プレゼンテーターは銀行の担当者といっしょに、それはああです、こうです・・・と定番の回答をするのですが、どうも傍で聞いていてあまり参考になるようなものではありません。
他の出席者の質問も似たり寄ったりでした。
こんな調子で30分以上も質疑応答があるから、全部付き合っていたら時間の無駄でしょう。

プレゼンテーションが終わったらササッと引き上げるか、最初に自分の聞きたい質問だけ一番に手を挙げて聞いてしまって退席するに限ります。

銀行がなぜこんなセミナーを月に20回も開催しているのか?
それはまぎれもなくファンドを売りたいからであることは自明なので、聞く側としては予め興味のあるファンドを絞り、買うことを決めてから、そのファンドの説明だけに出席したらいいと思います。
「興味があるけどどうしようかなぁ・・・聴きに行ってから決めようか」という状態でファンドのセミナーに出席したら、前述のように、テレビショッピングを見るようにそのファンドを買いたい気持ちが抑えられなくなるから、買うべきでないファンドにまで手を出すことになりかねません。

更に、プレゼンテーターの説明は現在の経済情勢を基に説明しているので、時期が変ったら話しがガラリと変わることになるでしょう。
もし自分の買ったファンドがあるなら、関連するセミナーには頻度を上げて聞きに行くことが良いかと私は思います。
そのためにも、自分の住む近くに本店がある地銀を選んでファンド購入すると、頻繁にセミナーに出席できるかもしれません。

ただ、全部の地銀がそんなに頻繁に投資セミナーを開催していないので、もしセミナー重視で銀行を選ぶ場合は、事前調査が必要です。

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posted by 大庭夏男 at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資活動 | 更新情報をチェックする