2012年08月21日

結論を出せる、くよくよ悩みかた

「くよくよ悩む」という性格の人は、そういう性格で良かった!ラッキーだ!と言えるでしょう。
なぜなら「根気よく考える力」があるからです。

「考える」は、この先を予想してできるだけ良い道を選ぶために最高の武器になるはずです。
それなのに「くよくよ悩んでばかりいる・・・」と嘆く人は、くよくよ悩みかたが良くないからです。
考えるだけで、結論を出さないからです。

ではどうしたら、くよくよ悩んで結論を出せるか、一例を説明します。
効果をあげるように「くよくよ悩む」ためには、3つのステップを踏んで「くよくよ悩み」ます。

最初のステップ:想像期
このステップは、いつもしてしまう「くよくよ悩む」を思う存分することが大事です。
通勤帰りの電車の中で。
歩きながら。
お風呂の中で。
夜に寝床に入ってから。
とにかく「くよくよ悩んで」、今の悩みの全体像をできるだけ豊富につかむことをします。

しばらくくよくよ悩み続けると、同じことばかり悩んでいて、堂々巡りをしていることがあります。
「ダメダメ・・・こんなことばかり考えていては・・・」と思わずに、堂々巡りで悩んでいる、その問題こそ、問題の核心なのではないか、としっかり認識して忘れないようにしておきます。
その問題はメモにしておくといいでしょう。

そのメモがいくつか溜まったら、次のステップに進みます。

第二のステップ:悩みを吐き出して分類する時期
「マインドマップ」というものを使います。
紙とエンピツでもこのマインドマップは簡単に描けますが、「フリーマインド」という無料で使えるアプリを使うと便利です。
フリーマインドは、日本語版があり、ここからダウンロードできます。
使い方も丁寧に書いてあります。
↓↓
http://www.freemind-club.com/

このフリーマインドに、例えばの例で、悩みをこんなふうにぶちまけて書いてみます。
たとえばこんなふうに・・・
パソコンの「Insert」キーを押すと、線で結ばれた書き込みができる「窓」が出てくるので、そこにメモで書いた悩み事を一つづつ書いて行きます。
これを眺めていると、この場で悩み事を思いつくかもしれないので、その思いついた悩みも追加して書いていきます。
fm12082101.JPG

最初はとにかく思いつく限りブワッと書き出して行きますが、しばらくしたら「あー、この悩みとこの悩みは、同じような括りだなぁ」と思えるようになるでしょう。
そうしたら、こんなふうに、書き込んだ「窓」をマウスでドラッグ&ドロップして、線を別の「窓」のところにくっつけて行きます。
そうすると、悩みの項目がだんだん分類されて、自分の悩みの構造が分かるようになってくるでしょう。
fm12082102.JPG

この作業が進んでくると、悩んでいるのが何だか楽しくなってまいります。
でもあまり無理していっぱいお悩み項目を出す必要もありません。
増えてきたら、例えば上の例では「仕事が嫌」と「上司嫌い」は「会社が嫌い」で代表できると思ったら、合わせて1個の悩みにしてもいいでしょう。
そうやってせいぜい10個前後のお悩み項目に編集していくようにします。

第三のステップ:悩みの分析と対策
漠然とした「悩み」の中に、いくつかの具体的悩みがここまでの作業で出てきたので、今度はその対策を考えることにします。
しかし具体的な悩みの中には、慎重に考えなければならない悩みと、気楽に行けば済むものがあります。それらを分けなければなりません。

それを分けるキーワードは「もしうまく行かなかったら損するか?」です。

その分析をするため、マインドマップにした上記の「お悩み項目マップ」から、エクセルのような表計算ソフトに下の図のように表にして転記して行きます。
fm12082103.JPG

ここで「重大度」とは、その項目に書いてあることが今後うまく行かない場合には、大変な損をするかもしれない、その度合いです。
ヒドイ目に遭いそうだと思うなら5を、別段たいしたこともないなら1を、記入します。

「悩む頻度」はそのとおり、いつも悩まされていることなら5を、そうでなければそれなりの数字を記入します。

「ポイント」は「重大度」×「悩む頻度」
この数字が大きいものが「大きな悩みのモト」なので、そこから対策を優先して考えます。
数字の小さなものまで考えてもいいですが、せいぜい7プラスマイナス3個までに絞った方がいいでしょう。
だから無視する悩みもこの表から出すことができます。

この表に記入する数字で出した「お悩み項目優先順位」を見ると、「何だかシックリしないなぁ」と感じることがあることもあります。
そのような場合は、「重大度」と「悩む頻度」を少し変えてみます。「5だと思ったけど4くらいかな」とか・・・
それで「ポイント」を計算しなおしてみて、優先順位が変ったら、その結果でシックリいったかどうか眺めてみます。
何回か「重大度」と「悩む頻度」を少し変えて気持ち的にOKになれば、その結果でOK。
何度やってもシックリしなくても、勝手に優先順位は変えない方が懸命です。たまには直感と、よく考えた結果は異なることがあるからです。

こうして「大きな悩み」の対策を考えて、実行すれば自動的に悩みが解消に向います。
上述の例では、「お金が足りない」が一番大きな悩みとなっているので、「節約をする」とかの対策を始めたら、やがて悩みは無くなる日が来ることが期待できるでしょう。

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posted by 大庭夏男 at 21:10| Comment(2) | TrackBack(0) | その他 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
悩みの自己コントロールで次の実験があります。

「同じ部屋に、チョコチップクッキーの皿と、千切りにしたダイコンの皿が置いてあります。「味覚の記憶についての研究」に協力を申し出た大学生を、半数はクッキーを、残りの半数にはダイコンを食べるよう指示します。

クッキーはすごくいい匂いがしているのに、貧乏くじをひいた学生は、不味いダイコンをかじらなければなりません。

次にこの大学生たちに、パズルをしてもらいます。このパズルはどうやっても解けないのですが、学生たちはそんなことは知らないので、あれこれ試行錯誤しながら必死に取り組みます。

この実験は、クッキーを食べた学生と、ダイコンで我慢した学生とで、集中力にどのようなちがいがあるかを調べるものでした。

その結果は、驚くべきものでした。

クッキーを食べた学生は、平均してパズルに19分を費やし、34回の試行錯誤を繰り返しました。それに対してダイコンを食べた学生は、わずか8分であきらめてしまい、試行錯誤の回数も19回でした。クッキー組に対して、ダイコン組は半分しか集中がつづかなかったのです。

なぜこんな不思議なことが起きるのでしょう。それは、自己コントロールが消耗資源だからです。

ダイコン組の学生は、「クッキーを食べたい」という欲望を意志のちからで抑制しなければなりませんでした。それによって「自己コントロール力」を使い果たし、パズルに集中できなかったのです」

 自己コントロールが消耗資源であれば当面する悩みが少ない方が良いでしょう。分散するより集中したほうが良いですから。問題はその悩みをどう分析して優先順位をつけるかです。韓国でも「マインドマップ」は随分と流行っていますがわが国では浸透はイマイチですね。ただISOを導入すると影響評価等のリスク分析で必ず重要度×頻度で対象を洗い出します。それを応用すれば良いと思います。
Posted by 川ちゃん at 2012年12月24日 14:34
川ちゃんさん、

>韓国でも「マインドマップ」は随分と流行っていますがわが国では浸透はイマイチ・・・
イマイチというか、サッパリという感じがします。
私はマインドマップをドイツ人上司から教わって使っていましたが、他の同僚は誰一人として使おうとしませんでした。
ドイツ人の中にも「あれはオモチャだ」と言っている人もいました。

マインドマップは書き方の本がいくつも出版されていて、このブログにも広告として載せてありますが、私は、本まで読む必要あるのかねぇ?という印象です。
ホワイトボードに貼るポストイットに書いたメモみたいに使ったらいいだけじゃん、と思います。
思いついたことをジャンジャン書いて、後でパソコン上で張りなおして整理するだけのはなしです。

私にとってはたいへん便利なソフトであって、例の本の目次や概要はこれを使って作りました。
なぜわが国でマインドマップはあんまり浸透しないのでしょう???

試しある会合で、マインドマップを使って資料を作成して配布したら、参加者からまったく何の反応がありませんでした。
何だか分からなかったのか?と思いましたが、それを尋ねても何も反応がありませんでした。浸透させるには何をどうしたらいいのか、こんな状態なので分からないですね。
Posted by 大庭夏男 at 2012年12月25日 17:58
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