2013年01月08日

企画出版 vs 自費出版 その違い

本日(2013年1月のある日)出版についての著者と編集者のやるべきことが全部終わりました。
これから私が書いた本(単身赴任についての実用書)は印刷されて、2月には全国の書店に並ぶ予定だそうです。

今までのことを忘れないうちに、かつてやった自費出版の場合と比較してメモしておきたいと思います。

<企画出版の編集と校正作業は、自費出版の場合よりかなり綿密>
今日、最終の校正確認を終えました。
最終校正作業は、出版社からゲラが宅配便で送られてきて、それを私と編集責任者の二人で同じコピーを見ながら、編集責任者の問いに著者である私が答えれば済むものです。
「○ページ、△行目の「である」は「です」で良いか?」というような調子で、本全体のセンスを最終見直しするものです。
もう今回の前に合計4回の校正作業を行い、相当文章は見直しされているのですが、今日も数件の変更がありました。でも前回は20件くらいの変更があったからかなりツブせたのでしょう。
自費出版の校正作業は全部で2回だったと思います。それに比べるとすごく念入りに校正するという印象です。

<企画出版では、内容以外のタイトル、項目見出し、表紙デザインなどは出版社一任>
自費出版で出した本は、カバーのデザインイメージや表題などは全部私が決めましたが、今回の企画出版では私の出る幕はここにはほとんどありません。
ほぼ決ったものについて「これで行くがどう思うか」と意見を聞かれただけです。
しかしカバーや表題は、いかにそれで本に人を引き付けるかにかかっているから、出版のプロに任せてしまった方が良いと、私はこれらについては最初から出版社一任に何も疑問がありませんでした。
表題だけでなく、もくじの見出しも「キャッチーなものにするため・・・」と今日も一部変更がありましたが、私は変更するのに異存ありませんでした。
企画出版で書く場合、著者の立場はどうも「内容そのもの」だけにかかっていると見た方が良いのでしょう。

<自費出版ではペンネームでの出版を断られた>
今回は「大庭夏男」というペンネームで出します。
以前の自費出版でも本名でなくペンネームを使いたかったのですが、なぜか「本名で出してください」と強く言われました。
それが今回の企画出版では「どちらでも出版社としてはこだわりません」という回答でした。この違いの理由はよく分かりません。

<企画出版では「出版契約」がない?>
意外だったのは、今回の企画出版で本を出すにあたり、「出版契約書」を書いていないことです。前回の自費出版ではしっかり書いて、後で立派な表紙が付いた契約書を郵送してきました。
私はとにかく、私がお金を出すことなく本が出版されれば大体良かったので、契約書にはこだわりませんでした。それより早く出す方を優先させて印税の話は一度も私の方から口にしませんでした。
でも印税を振り込む口座番号の問い合わせはありましたので、きっとそのうち振り込まれるのでしょう。
私としてはこのようにアバウトな方が性に合います。

<印税収入は企画出版が圧倒的に大きい?>
その印税は本の定価の10%だそうです。しかも初版部数で払ってくれるらしく、売れようが売れまいが払ってくれると言っていました。
いつ払われるのか、第二刷が出たらどうなるか、などはよく分かりません。私も聞きませんでしたし「成る様に成る」と考えています。
本にはイラストが入りましたので、イラストレーターにも多少の印税を払うことになるかもしれない、とも言われておりますが、それはそれで構わないです。
何もかもが分かりませんが、私はこれで十分です。
融通が利くように振舞っています。
所詮印税があったとしても、それでメシを食うわけではありません。
それより、次の出版の声がかからないか!と、次をもう期待しております。

はたして発売後のインパクトは・・・

前回の自費出版は全部で千部出しましたが、最終的に売れたのはその8割ぐらいのようです。さらに全国の図書館などに配布されたと聞いていますから、買っていただいた方々はあまりいないと思います。
それでも発売後は新聞社からインタビューを受けて紙面に載りました。
それなりのインパクトがあったのです。
そのような発売後現象は今回何かあるのかどうか?
それが興味あるところです。
何も無いかもしれないですが、当ブログなどに使っているハンドルネームと同じペンネームの「大庭夏男」で出版するので、ブログのアクセス数に変化がないものかと思ったりもしています。

<後日談>
期待したPHP研究所からの企画出版でしたが、2年後にはすべて書店から消え去り今(2016年)では電子書籍版だけが販売されている状況です。消えた理由は完売したからではありません。たいへん多くの本は売られるKとなく廃棄処分になったようです。自費出版では販売が8割だと書きましたが、多分実際の販売部数はそれを下回ってしまったのではなかろうかと想像します。

出版してブログのアクセス数の変化も観察していましたが、明らかに上がったような事実はありませんでした。つまり出版して大庭夏男の名前が有名になったという事実はありませんでした。

しかしPHP研究所という有名な会社から要請を受けて本を自分で書いて世に出したという勲章的な記憶ができましたから、大庭夏男としてはたいへん喜んでいます。もうこのような機会は二度と無いでしょう。

その本(電子書籍)です。
↓↓↓


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posted by 大庭夏男 at 17:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 出版ビジネス | 更新情報をチェックする
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