2013年07月21日

「ブログ飯」は二度おいしくて、身につく本

染谷昌利氏の書いた「ブログ飯」という本が今年の6月に出版されました。
この本は、ブログを書いて、そこに貼られたアフィリエイト広告から収入を得て家族に飯を食べさせる、というプロブロガーをめざすにはどうしたらよいのか、染谷氏の実勢経験から得られたノウハウが丁寧に綴られた本だと、読んでみて分かりました。



私はプロこそめざしてはいませんが、できることならブログで飯が食える一歩か二歩手前ぐらいまでは行きたいなぁ、と夢見ているのでこの本はとても参考になります。

読んでみて一番参考になる“ありがたいところ”は、ブログをどのように“書いたらよいのか”という書く視点に立って綴られているところです。ブログを“読まれるブログ”にするためには、記事を書くということはベースになりますが、売られている多くのブログ本はどちらかと言うとブログ構築のテクニカルな内容に重きを置いているような感じがする中、染谷氏の「ブログ飯」は、どうやってネタを見つけるか、どうやって読んでもらえる文章を書くか、どうやってブログを続けるか、こういう他の本には薄くしか書いていないことが厚く書いてあるという点が、ありがたいところです。

さらに、この「ブログ飯」を読んでいくと「ああ!こんなふうに書いたらいいのか!」という“書き方”のよい例が分かってきます。それは「ブログ飯」の本に書いてある文章そのものです。ブログ飯の文章の書き方は、分かり易くてスラスラ読めて、つい熱中して呼んでしまう“うまい文章そのもの”でできています。

この染谷氏の「ブログ飯」に書いてある文章と、私のブログや本の文章を思い起こして比べてみると「そうだったのか・・・」といくつもヒントが思い当たります。例えば・・・
ブログ飯の本に書かれた文章は、読みやすくて丁寧な表現で書かれていますが、ところどころに“乱れ”が織り込んであるように見えます。ですます調で書かれた基本構成のところどころに「・・・だ」と断定調の個所や「・・・ですね」というインフォーマルな表現があるのが分かります。よく読んでいくとこのところどころにある文章の乱れがメリハリをつけて読み手を文章に引き付けるようになっているのではないか!と思えてくるのです。

国語の授業で習う文章の書き方は「『です・ます』で書き始めた文章に『だ・である』の表現を混ぜこぜにしてはダメですよ」となっているのですが、人を惹きつけるブログの文章はそこを上手に逸脱させた方が読みやすくて、読むことに没頭させられる、のかも知れません。

この本を読んでみて、そう思いました。だから書かれた本の内容自体と、文章そのものがブログの書き方の例になっている、という一冊買って二度おいしい本、になっているのだと思います。
タグ:ブログ飯

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posted by 大庭夏男 at 11:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ネットビジネス | 更新情報をチェックする

2013年01月08日

企画出版 vs 自費出版 その違い

本日(2013年1月のある日)出版についての著者と編集者のやるべきことが全部終わりました。
これから私が書いた本(単身赴任についての実用書)は印刷されて、2月には全国の書店に並ぶ予定だそうです。

今までのことを忘れないうちに、かつてやった自費出版の場合と比較してメモしておきたいと思います。

<企画出版の編集と校正作業は、自費出版の場合よりかなり綿密>
今日、最終の校正確認を終えました。
最終校正作業は、出版社からゲラが宅配便で送られてきて、それを私と編集責任者の二人で同じコピーを見ながら、編集責任者の問いに著者である私が答えれば済むものです。
「○ページ、△行目の「である」は「です」で良いか?」というような調子で、本全体のセンスを最終見直しするものです。
もう今回の前に合計4回の校正作業を行い、相当文章は見直しされているのですが、今日も数件の変更がありました。でも前回は20件くらいの変更があったからかなりツブせたのでしょう。
自費出版の校正作業は全部で2回だったと思います。それに比べるとすごく念入りに校正するという印象です。

<企画出版では、内容以外のタイトル、項目見出し、表紙デザインなどは出版社一任>
自費出版で出した本は、カバーのデザインイメージや表題などは全部私が決めましたが、今回の企画出版では私の出る幕はここにはほとんどありません。
ほぼ決ったものについて「これで行くがどう思うか」と意見を聞かれただけです。
しかしカバーや表題は、いかにそれで本に人を引き付けるかにかかっているから、出版のプロに任せてしまった方が良いと、私はこれらについては最初から出版社一任に何も疑問がありませんでした。
表題だけでなく、もくじの見出しも「キャッチーなものにするため・・・」と今日も一部変更がありましたが、私は変更するのに異存ありませんでした。
企画出版で書く場合、著者の立場はどうも「内容そのもの」だけにかかっていると見た方が良いのでしょう。

<自費出版ではペンネームでの出版を断られた>
今回は「大庭夏男」というペンネームで出します。
以前の自費出版でも本名でなくペンネームを使いたかったのですが、なぜか「本名で出してください」と強く言われました。
それが今回の企画出版では「どちらでも出版社としてはこだわりません」という回答でした。この違いの理由はよく分かりません。

<企画出版では「出版契約」がない?>
意外だったのは、今回の企画出版で本を出すにあたり、「出版契約書」を書いていないことです。前回の自費出版ではしっかり書いて、後で立派な表紙が付いた契約書を郵送してきました。
私はとにかく、私がお金を出すことなく本が出版されれば大体良かったので、契約書にはこだわりませんでした。それより早く出す方を優先させて印税の話は一度も私の方から口にしませんでした。
でも印税を振り込む口座番号の問い合わせはありましたので、きっとそのうち振り込まれるのでしょう。
私としてはこのようにアバウトな方が性に合います。

<印税収入は企画出版が圧倒的に大きい?>
その印税は本の定価の10%だそうです。しかも初版部数で払ってくれるらしく、売れようが売れまいが払ってくれると言っていました。
いつ払われるのか、第二刷が出たらどうなるか、などはよく分かりません。私も聞きませんでしたし「成る様に成る」と考えています。
本にはイラストが入りましたので、イラストレーターにも多少の印税を払うことになるかもしれない、とも言われておりますが、それはそれで構わないです。
何もかもが分かりませんが、私はこれで十分です。
融通が利くように振舞っています。
所詮印税があったとしても、それでメシを食うわけではありません。
それより、次の出版の声がかからないか!と、次をもう期待しております。

はたして発売後のインパクトは・・・

前回の自費出版は全部で千部出しましたが、最終的に売れたのはその8割ぐらいのようです。さらに全国の図書館などに配布されたと聞いていますから、買っていただいた方々はあまりいないと思います。
それでも発売後は新聞社からインタビューを受けて紙面に載りました。
それなりのインパクトがあったのです。
そのような発売後現象は今回何かあるのかどうか?
それが興味あるところです。
何も無いかもしれないですが、当ブログなどに使っているハンドルネームと同じペンネームの「大庭夏男」で出版するので、ブログのアクセス数に変化がないものかと思ったりもしています。

<後日談>
期待したPHP研究所からの企画出版でしたが、2年後にはすべて書店から消え去り今(2016年)では電子書籍版だけが販売されている状況です。消えた理由は完売したからではありません。たいへん多くの本は売られるKとなく廃棄処分になったようです。自費出版では販売が8割だと書きましたが、多分実際の販売部数はそれを下回ってしまったのではなかろうかと想像します。

出版してブログのアクセス数の変化も観察していましたが、明らかに上がったような事実はありませんでした。つまり出版して大庭夏男の名前が有名になったという事実はありませんでした。

しかしPHP研究所という有名な会社から要請を受けて本を自分で書いて世に出したという勲章的な記憶ができましたから、大庭夏男としてはたいへん喜んでいます。もうこのような機会は二度と無いでしょう。

その本(電子書籍)です。
↓↓↓


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posted by 大庭夏男 at 17:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 出版ビジネス | 更新情報をチェックする

2012年12月26日

税理士がなかなか言及しない“国民健康保険料”の節税

過日、税理士による確定申告セミナーがありました。
この手のセミナーでの説明は、どの場合でも多くが「所得税」についての解説であり、ついでに「住民税についてもほぼ同様です」と補足的に所得税と住民税は関係する部分が多いとの説明がありますが、国民健康保険料についての説明はありません。

私は、プチ起業の場合なら、会社員であれば年に20万円以内。この理由は給与所得者は年20万円以下のその他の所得が所得税申告免除になっているから。
退職して年金を受けているシニアはケースバイケースですが同程度で抑えて、あまり頑張って高所得のプチ起業家にならない方がいいと思います。なぜなら所得が増えると国民健康保険料もハネ上がるからです。

シニアの多くが加入することになるだろう国民健康保険は「保険料」によって賄われますが、この保険料は保険税とも言って、自治体が徴収する税の一種となっています。
参考:<ウィキペディア 国民健康保険税>

退職したシニアの特徴は「収入が少ない」ということなのですが、年金以外にプチ起業をすると、その収入もあります。収入額はたいしたことないからといい加減に確定申告を済ませると、本来払う必要の無い税も払ってしまうことになります。
特に国民健康保険税(保険料)は所得税や住民税がゼロでもかかりますが、税申告の方法しだいですごく減らせることができます。

まず、所得税がゼロでも住民税がゼロにならない場合があります。
そのマジックは、所得税の基礎控除(本人控除)が38万円であるのに対し、住民税の場合は自治体によって違いますが、33万円だったりします。
すると、年に38万円の所得では基礎控除によって差し引きゼロになりますが、住民税は38-33=5と、5万円の所得が残るので、住民税が出てしまうかもしれません。

しかし基礎控除以外にも、住民税の計算には扶養家族控除とか、生命保険控除などの所得から引く控除があるために、もっと多くても所得はゼロとなることがあるでしょう。
しかし国民健康保険税にはそれがありません。
33万円(自治体によって違う)しか引けません。

ちなみに所得8万円だったとしたら、国民健康保険税を算出する元になる数字は、上記のように5万円から計算します。
私のいる自治体では、これに医療分+後期高齢者支援分+介護分の合計14.68%を掛けて、7340円の所得割を計算するようになっています。

この14.68%という割合は所得税や住民税の税率と比べて小さくありません。だから、国民健康保険税を低く抑えるためには、上記の「38万円の所得」と書いた数字をできるだけ小さくできるように税申告する必要があります。

その方法は、プチ起業でも出来る限り開業届を税務署に出して事業所得とし、経費を計上することです。
所得=収入―経費 ですから、経費で33万円以下の所得まで抑え込めたら、国民健康保険税の所得割計算結果はゼロにできます。
プチ起業では収入が少ない場合「いちいち経費の計算しなくても、扶養家族控除や社会保険控除などでゼロになるから経費計上しないでもいいわ」と思っていると、それが引けない国民健康保険税だけはゼロにならず、結構高い保険税が課せられます。

だから、リタイヤ後にプチ起業する人は、儲け(収入)を全部消せるくらいの経費を計上するように、細かい交通費でも、ノートと鉛筆でも、なんでも経費にできるものはトコトン経費として計上したら国民健康保険税(保険料)は格安になるでしょう。

しかし自治体によっては計算式が違うところもあるので、念のため。。

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posted by 大庭夏男 at 14:41| Comment(0) | TrackBack(1) | その他 | 更新情報をチェックする